右手小指を使い続けながら指頭奏法を演奏表現の核に据えていると必然的にアポヤンド奏法の重要性がわかってくる。右手ポジション安定のためにも、まともな発音を確保するためにも、アーティキュレーションコントロールのためにもこれは必然だ。アポヤンドは指が隣の現に接触するので鳴っている音を時には止めてしまうため、避けられがちだが、たまには(いや多くの場合は)それを犠牲にしてでも敢行すべき奏法(というより演奏姿勢)だとさえ思っている。
バッハやビラロボスなど練習の段階ではオールアポヤンドで弾くことがよくある。さすがに和音を弾く場合は無理があるが可能な限り連続アポヤンドでやっていると色々な表現を思いつく。

